WORK LIFE HAPPY
ワークライフハッピー

男性の育休は
夫婦の育児体制を整える期間

永井 雄介さん

profile

2009年入社、東京事業所にて「J-Load」、「J-Smile®」の開発を担当。2013年よりJSGT様向け海外下工程標準システム、MESシステム担当、2016年よりJSGI様向けMESシステム担当、現在に至る。双子の誕生後、1ヶ月の育休を取得。

双子の誕生を機に、1ヶ月の育休を取得した永井さん。男性が育休を取得するメリットを伺いました。

育休取得のきっかけと取得まで

私は以前から、自分に子供ができたら育休を取りたいと思っていました。子供の誕生は人生の大きな出来事ですから、できるだけ家族と同じ時間を過ごし たいと思っていたからです。兄姉の子供がよく家に遊びに来ていて、子育ての大変さや、姉が里帰り出産した際の慌ただしさも見ていたので、そういう環境が影 響していたのかもしれません。この企画で紹介された、齋藤 有嘉さんの育休取得体験談も、取得への気持ちを後押してくれました。

そのため、妻の妊娠がわかった時は、即育休取得を決意しました。双子の妊娠だった事もあり、取得しないという選択肢はなかったですね。

育休取得予定の半年前に、職場の上司・同僚に育休取得の意向を伝え、快く受け入れてもらえました。職場は、育休取得予定の男性の先輩がおられ、言い 出しやすい雰囲気でしたし、業務も普段から3名のチームで担当しており、引き継ぎしやすい環境にありました。ただ、当然ながら私の業務を引き継いでもらっ たメンバーには負荷が掛かってしまいますから、申し訳ないという気持ちはありました。上司から「不在の期間があっても大丈夫」と言われた時は、若干の寂し さはありましたが(笑)。

男性の育休取得は 夫婦の育児体制を整える

妻が退院した翌週から1ヶ月育休を取得しました。育休を取得して最も良かったと感じたことは、私が子供の世話をひと通りできるようになり、夫婦で協力しながら子育てする体制を整えられたことです。

ある日のスケジュールをご紹介します。共働きなので、ほぼ妻と家事・育児を共有する体制ができています。

ある日のスケジュール

出勤前

時刻 自分
06:00 起床、子供の着替え、子供と朝食 起床、朝食準備、朝食
07:15 朝食後片付け、登園準備 出勤
07:50 出勤、保育園登園  

帰宅後

時刻 自分
15:30   退社、保育園迎え
16:00

18:30
  夕食準備、お風呂、子供の夕食
19:00 帰宅、夕食 夕食
20:00 夕食後片付け 子供の寝かしつけ
21:00 お風呂、洗濯、部屋の掃除 おかずの作り置き、保育園準備
22:00 自由時間 自由時間
23:00 就寝 就寝

私は、もともと綺麗好きで家事も担当していましたが、育児は初めての経験です。育休中は、主に夜のミルクとオムツ交換を担当しました。双子なので、 片方が夜泣きを始めると、もう片方も起こして、2人にミルクをあげ、オムツ交換するのですが、半年ぐらいは一晩に夜泣きが2回あり寝不足の日々でした。

しかし、育休中に子供のお世話の仕方、育児の大変さ・楽しさがわかったからこそ、今夫婦で育児ができていると感じます。

育児は「手伝う」ものではない

よくお父さんが育児を「手伝う」、お母さんも「手伝ってもらう」という言い方をすることがありますが、本来育児は「手伝う」ものではなく、共に行う もののはずです。自分がいなければ回らない仕事はありませんが、子供の父親は自分しかいません。男性で育休取得を迷っておられる方は、ぜひ思い切って取得 してほしいと思います。

育休中にベビーカーを押して家族4人で初めて散歩した時のことは本当に嬉しくてよく印象に残っています。育休を取得する男性が増え、この経験ができる環境が整っていくと良いなと思っています。