Project Story
プロジェクトストーリー

プロジェクトストーリー5ログイン機能の暗号化/クラウド機能の改良

未経験からSEに挑戦
チームに支えられ挑んだシステムの改良

ログイン機能暗号化とクラウド機能の改良
自社製品改良プロジェクト

introduction

未経験でSEへ転職。
チームリーダーや先輩に支えられながら、
電子帳票システムのログイン機能の暗号化に取り組む。
その後、電子帳簿保存に関してクラウドの分野にも挑戦。
入社間もないながら、社内注目のプロジェクトに挑む。

ここがポイント

  • 知識を補いながら遂行させたログイン機能の暗号化
  • クラウド関係の領域に初挑戦
  • 新しいことに安心して挑戦できるチームのバックアップ
MEMBER

自社製品開発部門

仁平 麻里奈

入社2019年

入社2年目で担当したログイン機能の暗号化

未経験でシステムエンジニア(SE)に転職?

仁平前職は、自動車部品の次世代の素材を開発する仕事をしていました。今とは全く違う職種です。もともとパソコンが好きだったのと、前職で仕事の効率化のためにプログラムのようなものを組むことがあり、言語は全く異なりますが、なんとなく仕組みのようなところは馴染みがあったので、思い切って飛び込みました。入社後研修はあったものの、すぐにいろいろと仕事を任せてもらいました。入社2年目ですが、ログイン機能の暗号化、クラウド系の開発なども担当しています。

暗号化のプロジェクトはどのようなものだったのでしょうか?

仁平当社の電子帳票システムで"FileVolante(ファイルボランチ)"という製品があるのですが、そのユーザーである顧客からログイン機能を暗号化させたいという依頼があったのです。当初は、入社後すぐに取り組んできた割合と簡単な開発から順当にレベルが少し上がっただけだと思ったのですが、開発を始める前にプロトタイプを作成したり、顧客と同じ環境でテストをしたりする中で、私が持っていた知識のレベルでは立ち行かないとわかってきました。

暗号化の鍵は、通信方法と証明書

どのように、課題に取り組まれたのでしょうか?

仁平まず、なぜうまく行かないのか、まずは自分で必死に勉強しましたね。規格や開発環境のライブラリなど幅広い調査が必要でした。調査を進めるうちに、当初の概要設計において要求に対して検討すべき点が想定以上に多かったことが分かりました。暗号化なので、実は、セキュリティ面の規格がかなり細かく規定されていて、そこを上手く仕様に落とし込む必要があったのです。顧客の環境を綿密に確認して、必要な知識、技術を得るようにしていきました。もちろん、自分の力だけではなく、チームの先輩、チームリーダーにアドバイスをもらいながら解決策を模索していきました。また、調べ上げたことは開発チームへの貢献のために、自身の知識だけに留めずドキュメント化を行い、共有できるようにしました。

業務を進める中で不安になることもありましたか?

仁平最初の見込みより複雑なことがわかった時はさすがに不安になりました。1カ月くらいで完了するだろうと思っていましたが、試行錯誤を繰り返し、完全に終わるまで3カ月かかりました。ただ、ログイン機能の暗号化を完成させることができたので、当社の主要製品に追加機能を付加することにつながり、結果的に多くのユーザーに対しても貢献できたのではないかと思っています。

自社製品を大手クラウドサービスの機能につなげる

今度は暗号化とはまた別な領域ですよね?

仁平そうですね。当社のもう一つの電子帳票システム製品"FiBridgeII(ファイブリッジ ツー)"の関連商品に"Data Delivery(データデリバリー)"というものがあり、PDF書類をデータに紐づけて管理できるのです。そのデータを大手クラウドサービスの新しいストレージで管理できるように機能を追加するというプロジェクトに携わりました。入社直後に加わったチームがその大手クラウドサービスについて今後の利用を検討するところだったので、少し触れていたということはありましたが、実際のシステム開発は初めてでした。ここでもまた勉強です。実際に進めてみると、追加したい機能がデータデリバリーの主要機能に全て絡んでいたので、まず、データデリバリーの製品機能の多くを把握した上での開発でした。かなり大きなプロジェクトになりましたが、チームリーダーと一緒に必要となる改修点をリストアップして、そこから深堀りしていきました。

チームへの貢献につながる個々のプロジェクト対応

入社してすぐ大きなプロジェクトを遂行させたのですね。

仁平チーム内に頼れるメンバーがいるからできたことだと思っています。最初は簡単な業務から徐々にレベルアップを図りますが、当社はどんどん仕事を任せてもらえます。大変ではありますが、やりがいもあります。プロジェクトを通じて一つの技術について知識を深めながら製品に落とし込むことに面白さを感じています。また、これらの開発によって力をつけることができましたし、現在はこちらから質問するばかりではなく、チーム内外から関連する機能について質問を受けることも多くなりました。社の、チームの一員として貢献できることに喜びを感じます。
今後もいろいろなシステム開発に関わりたいですね。せっかく携わったログイン関連のことについても、もう少し深く学んでいきたいと思っています。