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ドラゴンボールのスカウターを設計!
皆が慕うイクボスはプロフェッショナル※スカウターとは、漫画「ドラゴンボール」に登場する、戦う相手の強さを計測・表示し、戦いを有利に進めるためのメガネです。

森 弘之

ミッションは「世の中にないものを創れ。」スカウターを実際に設計した理由?だって、楽しそうじゃないですか。

JFEシステムズでは、全社横断ワーキンググループという活動をやっています。これは部署間を越えて作られたチームが、業務とは切り離して与えられた課題への取り組み内容について発表を行う取り組みですが、せっかくやるなら面白いことやりたいじゃないですか。ですから、担当した私のチームは課題を「世の中にないものを創れ」にしました(笑)。そしたらメンバーがいくつかあげたテーマの中に「ドラゴンボールのスカウター」があった。これ、楽しそうじゃないですか。そのままできあがっても仕事には全く役に立ちませんが(笑)。

僕らの日常には、漫画のような戦闘はないですからね。スカウターが計測するものは「人の怒り」となりました。最初は恋愛も面白いかな?と思ったのですが、恋愛に関する情報って世の中に溢れすぎているからボツに。まず、人間の怒りとは何か?というところからメンバーは研究をはじめました。図書館に行ったりしていろんな学術論文も読み漁ってましたね。そうすると人は怒ると顔の温度はどうなるのか、顔の筋肉のどうこわばるかなど、「怒りの感情」は数値化できる事がわかってくる。わたしたちJFEシステムズは製鉄所のシステムを作っていますから、構造分析に長けている人がいます。そういう人達がいると、数値化された怒りのデータから「将来予測」の仕組みが作れるはずです。たとえば、顔の表情にこういった変化が出た場合は、1分後に怒るみたいな推測ができると。Google Glassのような端末を通して人の顔を見ると、「あー、この人めちゃくちゃ怒りそう」というのが分かる(笑)。こういった構想を要件定義におとして、設計して、あとはお金と時間があれば本当に完成しちゃうところまでメンバーはプランニングして発表しました。

社内的にはウケましたね。大の大人達が本気で設計したワケですから。既成概念にとらわれずに自由な発想でモノを考える事に悪いことは1つもないですよね。これは業務においても同じことです。こういった考え方や仕事のやり方の先に、お客様への高いバリューの提供ができたり、技術革新が生まれたりするのだと思います。

お客様の現在の課題と将来的な課題を見越して、あるべきソリューションを構想し、創る仕事です。

私の仕事を簡単にお話すると、お客様の課題解決を目標に「開発に責任を持つ」という事です。お客様のビジネスの成長に合わせて情報システムはどうあるべきか?といった内容についてお客様とディスカッションし、経営に貢献するシステムの方向性をラフにデザインする仕事と言えばいいでしょうか。システム開発における上流工程の起点になる部分です。格好良く言えばソリューションを考えるコンサルティングです。

お客様が我々に求めているのは「知識と経験」なんですね。これまで携わってきた膨大なケーススタディから、課題解決の糸口を探して設計、開発に落とし込んでいく役割と、部長として開発から納品までの全責任も負っています。ですのでシステムに何か障害が起きたらお客様先に真っ先に謝りにいくのも私の仕事。

技術者の育成も私の大きなミッションです。JFEシステムズを背負って立つ若手をいかに育てるか。業務を通して様々な取組みをしていますが、それとは別に社内で「データモデル研究会」を主催したり、外部のカンファレンスなどにも積極的に参加をし、刺激を受けながら私自身も成長しています。プログラマーやSEの成長に必要なことは、何も技術的な部分だけではないんです。お客様が求められていることにただそのまま応えるのではなく、一歩先を読んでお客様の武器になるものを提供することにあります。そのためには、コミュニケーション能力、ユーモア、技術力がバランス良く配置されていなければならない。それぞれのスキルを伸ばすことも重要ではありますが全体感としてのバランス感が大切だと考えています。

データマネジメントの面白さを是非知って欲しい。

学生の皆さんには情報システムが一体どんなものなのか想像がつきませんよね。身近な話で説明しますと、皆さんが普段から利用しているコンビニでは、どんな地域の店舗で、季節がいつで、外気温が何度で、どんなお客様が、何の商品を買っているか、といった膨大なデータを収集して、解析して、販売戦略に役立てています。バイトしたことがある方は分かる方もいると思うのですが、レジには「性別ボタン」と「年齢ボタン」があるんですよ。データを取るためですね。でも、実際はお客様が並んでてせかされたりして、同じボタンしか押さない事もある。その結果、ある店舗ではその日のお客様が全員20代の男性だったりする事もありうる。だとしたらそのデータって使い物になりませんよね。だから正確なデータを取るためにポイントカードやICカードなどがあるわけです。

でも、本題はココから。膨大な情報をどうシステムに持ち、どう解析し、どう活用するかが重要です。情報の扱いを間違えると、経営を誤る可能性が高い。うまく扱えれば、強力な武器になる。非常に面白いと思いませんか?

弊社に入ってくる方は理系半分、文系半分でプログラミングを一度もやったことのない方も大勢入ってきます。心配は全くいりません。多くの先輩達が就業してから学び、第一線で活躍しています。大事なのは好奇心を持って学び続ける、成長し続ける姿勢ですね。

プロフェッショナルって?

部長のように収益責任やマネジメント責任がある役職があるのと同様に、技術職にもとことん技術を追求する人に与えられる役職や呼称があっても良いよね、という考えから設置されたのが「プロフェッショナル認定制度」です。私は当社でITアーキテクトにおけるプロフェッショナルに認定されています。

JFEシステムズの良いところは?

何事にも真面目に取り組むこと。
社員同士の雰囲気が良いこと。
女性が活躍できるための制度が充実していること。

あなたにとって働くとは?

お金!って言うと語弊がありそうだから、「対価に見合うパフォーマンスを発揮し、組織や仲間やクライアントにバリューを提供すること」とまとめておきます(笑)。

部下から見た森 弘之

佐藤 麻依子

森さんは所属部署の部長でして、現在着手中の案件が森さんの専門分野の為、設計時にレビューやアドバイスを頂いています。

部長職の方は本来、なかなか近寄り難い存在なのですが、森さんは末端の社員にとっても身近に接してくれる「親しみのある上司No.1」「ユーモアのある上司No.1」ですね。大変お忙しい方だと思うのですが、社外の研究団体やフォーラム等に積極的に目を向け参加されているなど、勉強家の方でもあります。また、部の業績について良いことも悪いことも、オープンにお知らせしてくれるので末端の社員でも自社の「経営」が意識できます。社内でも有名人ですし、人気者ですし、何かあったら男性も女性も相談しやすい理想の上司。いつも学ばせて頂いています。私は2児の母親でもありますが、2人目の育休から復帰してすぐに「育休からの復帰」をお題に技術論文を書けという指令が森さんからきてびっくり!「育児から学ぶマネジメント力」をテーマに、ワーキングマザーとして大変な事も多い生活の中で培ってきたタイムマネジメント、リスク管理、メンタルコントロールなどをSE業務にどう活かすか、を論文にまとめることにより、ひとつステップをのぼれたような気がします。そういう意味では、ワーキングマザーへの「配慮」だけでなく「成長」も促してくれるイクボスに恵まれたなと思います。